五頭自然学校のエコツアー オオヒシクイ見学ツアー

白い妖精 瓢湖の白鳥は何度も見たことがあるなら  

 

 

 

次はオオヒシクイを見よう

新潟県 福島潟のオオヒシクイ

オオヒシクイは、国の天然記念物に指定されて、新潟県新潟市にある湖沼 「福島潟」 が 、日本最大のオオヒシクイの越冬地です。
日本に飛来するオオヒシクイの数は、約1万羽といわれており、その内約5,000羽以上が新潟県の福島潟に集まり冬を越します。

飛来の時期は、9月下旬から翌年2月中旬までです。 オオヒシクイという鳥は、 雁(ガン)の仲間の中では一番大きな鳥で、その羽を広げると、なんと、1m60cmほどにもなります。
大きい割にはとても臆病で、危険を感じると大勢で一斉に移動する習性があります。
オオヒシクイも白鳥と同じライフスタイルで暮らしていて、昼は周囲の水田などで稲の株や落穂を食べており、夜は福島潟に戻ります。
瓢湖に集まる白鳥とは違い、大きくて複雑に入り組んだ地形の福島潟に集まるオオヒシクイを見つけるのはなかなか難しいものです。

 

 

  ネイチャーガイドと行く 福島潟周辺のオオヒシクイ見学ツアー

ネイチャーガイドと行く オオヒシクイ見学ツアー

【10月〜2月20日頃まで】

「行ってみたけど、見られなかった。」
「どこに行けば見れますか」 
「ぜひ一度見てみたいのですが、連れて行ってもらえませんか?」

そんなお客様の声にお応えして、夢を叶えて差し上げます。

 



五頭山麓 福島潟周辺の水田で
豊かな自然環境を感じながら野鳥観察ができます。

日本一の越冬数を誇るオオヒシクイ 新潟市福島潟周辺には最盛期には5000羽以上ものオオヒシクイが越冬してきます。
瓢湖の白鳥見学を経験した人におすすめしたいのが、ネーチャーガイドと行くオオヒシクイ見学ツアーです。
白鳥より少し早く北へ帰っていくので、見ることができるのは、2月20日頃まで。

  

    

 

 

ネイチャーガイドの誘いで、この日遭遇したのは800羽以上の大きな群れでした  

 

 

オオヒシクイが雁首をそろえる

 

 

 

オオヒシクイは羽を広げるととても大きな鳥です

 

 

 

 

 

 福島潟とその周辺の水田は、オオヒシクイにとっては、自然が作り出した5つ星のホテル

5,000羽もの大きな鳥が、半年もの間、餌を食べ続けることができる理由は?

江戸時代より干拓が行われてきた歴史があり、昭和41年に行われた国営干拓地では、当時の半分の広さが田んぼに変わりました。それでも、越後平野で一番大きい潟湖(せきこ)です。
大型の鳥たちが冬の間ここで過ごす事ができるのは、オオヒシクイにとって広い福島潟は安心して夜を過ごすことができる場所であり、ヒシやマコモなどの大好物がたくさんあり、周囲の水田にもイネの落穂や二番穂などのごちそうがあるからです。そのために、オオヒシクイ達の楽園ができ上がったのでしょう。

 

 

オオヒシクイが食べるのは、菱の実とマコモの地下茎、そして玄米

福島潟の湖面に育つ「ヒシ」の実と湖岸に生えるヨシに似た植物の「マコモ」の地下茎とが、オオヒシクイの好物です。特にヒシの実は大好物で、「菱喰い(ヒシクイ)」の名前の由来にもなっています。大きな福島潟には、これらの植物が多く繁殖しているのですが、近年、マコモが減少しており、地元のボランティアの人たちは、毎年、マコモの植栽をしています。

 

地球上の生物多様性の中で、人間の干拓という行為がオオヒシクイを集めたのでしょうか

人間たちが壊してきたモノもたくさんある中で、周囲に広がる一面の水田のおかげで、日本に飛来するオオヒシクイの半数以上が、この土地で越冬しているという事。
五頭山麓から福島潟周辺は、人が関わることで守られる里山の自然環境とその暮らしが生き続けている貴重な地域だと実感できます。

 

 

 

 

オオヒシクイからのメッセージ 紫色のフン

 

 

 

 

 

オオヒシクイ見学ツアー

 

 

 

 

さあ、オオヒシクイはどこにいるだろうか。探しに出かけよう
   ネイチャーガイドと行く オオヒシクイ見学ツアー
場所 福島潟周辺の水田地帯 (新潟県新潟市・新発田市)
期間 10月〜2月20日頃まで
時間 1回 2時間
10:00〜12:00  または  13:30〜15:30  (12/30〜1/3を除く 移動時間を含む)
ツアー料金 大人(中学生以上)  2,000円(税込)   
子供(4歳〜小学生) 1,000円(税込)

*ツアー出発時にガイドにお支払いください
ネイチャーガイド 一般社団法人 五頭自然学校 ネイチャーガイド2名
新潟県阿賀野市畑江33 TEL 0250-47-4425  公式ページ http://www.gozu-ns.org/
参加条件 オオヒシクイがその日に集まっていそうな場所へご案内します。
野鳥観察が初めての方でも参加できます。
双眼鏡の貸し出しあり
集合・解散場所 角屋旅館にて集合・解散
ご予約 【お電話、ウェブサイトのなんでも相談室からお申し込みください】
角屋旅館まで TEL 0250-66-2221  受付時間:8:00〜21:00

 

 

 誰もいない水田に残されたこの羽を手掛かりに出かけてみよう

 

 

 

 
 

雪が少し降って、野山がきれいな雪化粧になりました。 瓢湖の白鳥見学のお客様も多い時期ですが、もう、なんども瓢湖へは行ったというお客様向けに、次のステップとなる野鳥観察ツアーをご紹介しました。
いつものように、お客様からのご要望にお応えして企画したツアーなので、鳥好きな方にはおすすめです。  オオヒシクイを見たことがない方におススメします。

 

 

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