夜のうちに降り積もった雪に覆われた里山の風景。　朝から気温が上がり、早速、雪が緩み始め、辺りは白いもやに包まれました。
この幻想的な景色も、昼になると消えてしまいました。

冬は、様々な景色が楽しめる素晴らしい季節です。

深夜に降り続いた雪がやみ、青空が覗いた瞬間の美しさに出会えたときは、ぜひ、車を止めて車外に出て、深呼吸をしてみてください。　スキー場で見上げる雪山の美しさとはまた違う、のどかな里山の景色を楽しんでいただきたいのです。

この場所は、角屋農園の水田がある場所です。雪に覆われた土壌は自然の力で清められ、春を迎えます。
ここに来て、真っ白な景色を眺めるたびに、心まで清められる気がします。

これからも正直な心と、良質なラジウム温泉、健康のためのきめ細かい料理を大切にして、健康で幸せな暮らしづくりのお手伝いを続けたいと思います。

新潟県で一番除雪が綺麗と言われるほどのこの地域では、素晴らしい除雪技術と信念を持った人々のおかげで、私たちは冬の間も安心して暮らすことができます。　阿賀野市笹神地区の除雪は朝4時頃からスタートします。　除雪を請け負うのは、地元の建設会社の腕利きの作業員と農閑期にもきちんと仕事を請け負うことができる除雪の腕を持つ農家の方々です。
どんなに雪が降っていても、朝の通勤・通学の時間には、道路の雪は見事に除雪されています。

この除雪体制は、私たちの地域の自慢の一つでもあります。

ぜひ、冬の新潟で安心してドライブできる喜びを実感してみてください。

今年の初雪は、湿りの多い重い雪でした。　重い雪の除雪作業は本当に大変なことです。
角屋旅館の駐車場は五頭山の湧水で雪を溶かす融雪方法を行うため、広い駐車場を手作業で除雪することなく、お客様の車がラクに出発できます。
そのおかげで、こうして朝から雪ダルマを作る時間があるのです。

除雪には厄介な重い雪ですが、雪ダルマ作りには向いている雪でした。
どうぞご自由に、雪ダルマを作ってみてください。

囲炉裏のある宿のシンボルとして、皆様に愛されている茶の間の囲炉裏。雪が降り、寒さが厳しくなると、この周りに集まるお客様が増えます。
今も、お母様と娘さんが囲炉裏の鉄瓶のお湯で入れたお茶を飲みながら、もう1時間近く、楽しそうに話をしています。
日ごろは、ゆっくり話をする時間や機会が無い人でも、ここに来るとゆったりと流れる時間の中でのんびりと会話を楽しむことができるようです。

このような、ゆったりとした静かな時間をお過ごしいただくために、私たちは、多くのお客様をお断りしています。
ご宴会、カラオケ、日帰り入浴、10名を越えるグループ、お子様の多いグループなど、静かな空間の妨げになるようなご要望については、すべてご遠慮いただいております。

一日のご宿泊のご人数も20名様前後を理想とし、それ以上にならないように気を付けています。

多くのお客様にお越しいただくことよりも、一人のお客様に多くの幸せを感じていただきたいと思っています。

角屋旅館のホームページを開設して12年が経ちました。
二つの露天風呂が完成した年から雪見露天風呂を楽しみたいというお客様が増え、そのために始めたのが、【　雪見温泉が楽しめた時期　】の記録です。
この記録を始めてから10年が経過しました。

トリノオリンピックが開催されたあの冬の、平成17年〜18年の大雪、そして翌年の平成18年〜19年の暖冬の頃を境に、日本の気候が乱れ始めた事が良くわかります。

猛暑の続いた今年の冬の天気予報では、【　雪が多い　】と予想されています。

新潟県の食文化は【発酵】の文化でもあります。
私たちが作る天然熟成の味噌は、今年の猛暑で、一時的に軟らかくなりました。
私たちが使う天然熟成のコトヨ醤油の蔵では、いつもより早く発酵が進んだため、仕込み期間が短くなりました。
私たちが愛飲する新潟の地酒も、昔ながらの作りの蔵では、醪（もろみ）の発酵が進み、調整に苦労したそうです。

新潟の風土が生んだ食文化は、日本海の幸と発酵食品の絶妙なバランスのおかげで成り立っているので、気候が変わってくると、食の中身も変化せざるを得なくなります。
昔からの気候が大きく変わらないことを願っています。