出湯温泉の素敵なストーリー
出湯温泉パン工房が最初に目指したのは、出湯温泉にベーカリーを開いて、温泉に来た人たちに少しだけ買ってもらえれば、地域の魅力が向上して、訪れる人が増えてくれるかもしれないということ。
その願いが叶って、古くから出湯温泉の共同浴場に通ってきた人々が、お風呂上りに焼きたてのパンを少しだけ買って帰ってくれます。
昔からこの温泉を愛してくれている人々に喜んでもらいたいので、どのパンも上質な本格的な材料を使っているのにもかかわらず、その値段はとても安い。
出湯あんぱん
出湯温泉名物になればと思って、オーナーがオープン前に決めていたのが、このあんぱん。
黒胡麻がのっているのは、つぶ餡、白いのは、こし餡。
天然酵母と上質な粉と飲むことができる出湯温泉の組み合わせで、かわいいカタチの割には、とてもしっかり本格的な食感を楽しむことができます。
ぜひ、焼きたてのあんぱんを体験してみてください
小さなベーカリーで少量ずつ焼き上げるので、一日中、色々なパンが焼きあがります。
焼き立てのこのあんぱんは、生地がしっかりしているので、外側はパリパリ、中はモッチリ。
足湯に入って焼き立てを待つ
常連さんは、まず、お店をのぞいて、今日の焼き上がり予定を聞きます。
もし、あんぱんの焼き上がりまで時間があるなら、すぐ隣の「出湯温泉弘法の足湯」(100円)で、のんびり浸かりながら待ちます。
ベーカリーの待合室と考えたなら、足湯があるとは、なんとプレミアムなウエイティングルームでしょうか。
足湯のあるベーカリなんて、日本で唯一でしょう。
「焼けたら教えてもらえますか? 足湯で待ってますから〜」
そんなお願いにも、気軽に応じてくれる優しさに触れて、ますますこのベーカリーが好きになりそうです。
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