村杉 須賀神社
霊峰五頭山の麓の地は、薬の湯の神が住む土地といわれてきました。 そのため、昔ながらの行事が多く残っています。 そこには、現代の人々が忘れかけている日本の心が大切に受け継がれています。
その一つが 「 さいの神祭り 」
薬の湯と共に生きてきた村杉の人々を守り続けてきた 「 須賀神社 」 の境内で毎年1月15日前後の日曜日に行われています。
この土地の人々は、信仰心が強く、 春夏秋冬、折に触れ、 薬の湯の神に感謝の祈りを奉げます。
さいの神の心
五頭山の麓の人々は、信仰心が強く、春夏秋冬、折に触れ、薬の湯の神に感謝の祈りを奉げます。 多くの人々の病を癒してきた温泉への感謝の気持ち、それが、小正月のさいの神の心です。
村杉須賀神社の由来
牛頭天王・須佐之男命(すさのおのみこと)を祭神とする神社。 スサノオノミコトは、「天王さま」といわれる神様でヤマタノオロチ退治など日本神話の中でも勇壮な神とされています。 農業神・防災徐疫の神として祀られ、ご利益は水難・火難・病難除去・五穀豊壌など。
今年のさいの神は、1月16日日曜日に行いました。
その日の朝は、村杉集落の人々は、門松やしめ縄、書初め、お守りなど、思い思いのものを持ち寄り、さいの神の中に詰めました。 最初の点火は、今年の年男と年女が行います。 村杉のさいの神が一風変わった色をしているのは、一般的に良く見られる藁で包むのではなく、緑色の杉の葉ですべて覆われていることでしょう。
村杉の神に奉げるさいの神なので、その地名の通り「杉の葉」で丁寧に作り上げます。
そして、火が落ち着いてきた頃に、それぞれが持ち寄った「餅」や「スルメ」を焼き、健康を祈願します。 家で待つ家族の分を、「あと、いくつ?」 と数えながら餅を焼きます。
角屋旅館でも、たくさんの餅を焼きます。 神棚に一つ供え、ご先祖様、スタッフ、家族など、全員でありがたい焼き餅とスルメをいただきます。
10メートルもの「大さいの神」をつくり、餅が振舞われ、スルメの販売もある、毎年2月の恒例行事。
2月11日(金)午後8時からの前夜祭では、真冬の花火大会、雪原イルミネーションも幻想的です。
【 前夜祭 】
小さな花火大会
平成23年2月11日(金) 18〜21時
18:00〜
闇夜に浮かび上がる 10メートルの巨大さいの神
雪原イルミネーション
20:00〜
真冬の打ち上げ花火
花火大会は、夕食後の時間にあわせて行います。とても寒いので、十分に温かい服装でお出かけください。
※左の花火の写真は昨年の様子です。合成ではありません
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