一本の木から広がる藤が中庭を覆いかくす
やさしく甘い香り、やわらかな色、 玉砂利の音、 五感で感じる春
樹齢150年の藤棚の下で憩う
2006.05.12撮影
豪農の館伊藤邸の中庭にある藤の大木。樹齢150年、幹の周りは1メートル60センチ以上。一本の木から枝が広がり中庭のほとんどを占めている。 遠くから見える藤色の房に引き寄せられるように歩いてゆくと、藤の天井を仰ぎ見たとたんに甘く柔らかな香りに包まれます。 5月の陽射しから逃れて、藤棚の下のベンチで、優雅な香りを楽しみながら一休みします。 「北方文化」とは、北海道や北方領土のことではなく、東京から見て「北の方」と言う意味で、新潟の豪農の歴史や地域文化などを伝える博物館です。 伊藤邸は、敷地8800坪(29,000u)、建坪1200坪(3,960u)、母屋の部屋数は65室もある大きな邸宅です。 敷地の周りは、土塁や塀、濠で囲まれ、土蔵造りの門、総欅造り唐破風の大玄関などを見ることができ、現存する新潟の豪農の屋敷としては最大規模です。
村杉温泉から車20分 磐越道 新津I.C.から車5分 JR荻川駅から車約10分
北方文化博物館 公式ページはこちら >> 藤の開花状況 は 北方文化博物館ブログで >>
伊藤邸の藤棚の下にある角川春樹氏の詩を刻んだ石碑。 「藤の花 雨の匂ひの 客迎ふ 春樹」
「豪農の大藤」と呼ばれているこの藤棚の見ごろは、約3週間。開花期間中は夜のライトアップが行われているので、是非一度訪れてみたい。
← 北方文化博物館に展示されている大きな古時計。角屋旅館に現存する古時計と全く同じもので、恐らく同時期の製造と思われる時計。 まさに、博物館級の骨董品です。
藤棚は、古い建物に囲まれているので、見る角度によっては、まるで、祗園か飛騨高山の町並みのように映ります。
今から2週間ほどが、豪農の大藤の見頃です
平成22年5月9日(日)、この日もとても良い天気に恵まれました。北方文化博物館のブログで藤の花の咲き始めを知り、皆様より一足先に藤の花を愛でに出かけました。ゴールデンウィークの前までは寒い日が続いたため、藤の花は「四分咲き」というところでしょうか。 それでも、もう既に藤の花の甘い香りは十分に楽しむことができ、新緑も美しいので清々しい気持ちになれます。
■北方文化博物館 豪農の館 伊藤邸 こちらへ >>
のんびり 足を投げ出して
美しい庭園に面した座敷は、その広さ100畳。当時は特別な行事の日だけ使われる大広間でした。
現在は、誰もがこの場所に入ることができ、気取らない自然な庭園は、四季それぞれの美しさを楽しむことができます。
今の季節は、暑くもなく寒くもなく、とても心和む 「縁側」です。ぜひ体験してみてください。
新潟県 五頭温泉郷 村杉温泉 ふるさとがしのばれる宿 角屋旅館 〒959-1928 新潟県阿賀野市村杉4631-1
ラジウム温泉で健康に。 4つの無料貸切風呂 露天風呂付き客室 食事内容も自由に選べます。チェックイン:15:00チェックアウト:10:00
[受付時間] 8:00〜20:00
入浴・食事のみ・日帰り利用はできません