1月の15日前後の日曜日
その日の朝は、村杉集落の人々は、門松やしめ縄、書初め、お守りなど、思い思いのものを持ち寄り、さいの神の中に詰めました。
最初の点火は、今年の年男と年女が行います。
村杉のさいの神が一風変わった色をしているのは、一般的に良く見られる藁で包むのではなく、緑色の杉の葉ですべて覆われていることでしょう。
村杉の神に奉げるさいの神なので、その地名の通り「杉の葉」で丁寧に作り上げます。
そして、火が落ち着いてきた頃に、それぞれが持ち寄った「餅」や「スルメ」を焼き、健康を祈願します。
家で待つ家族の分を、「あと、いくつ?」 と数えながら餅を焼きます。
角屋旅館でも、たくさんの餅を焼きます。 神棚に一つ供え、ご先祖様、スタッフ、家族など、全員でありがたい焼き餅とスルメをいただきます。 |