吸う温泉、ラジウム温泉
ラジウム温泉(単純放射能温泉)は数が少なく大変貴重な温泉です。
温度が低ければ低いほど温泉中に含まれるラドン含有量が多くなるため、日本にあるラジウム温泉の中で効能の高い温泉は、どれも温度が低いものばかりです。
毎日40トン以上もの源泉を、入浴に適した温度に保つために、独自システムで循環加温しながら浴槽から溢れさせています。
温泉は地球上の限りある大切な資源です。角屋旅館では、この自然湧出の珍しいラジウム温泉を大切にするために、必要以上に大きな浴槽を作りません。
わずか10室の昔ながらの小さな温泉宿ですので、どの浴槽も温泉の効能を重視した風呂ばかりです。 浴槽内の湯温は38〜41℃前後に温度調節しています。
この貴重な温泉の一番効能の高い吸収法は「鼻から吸う」ことです。
温泉中から発生した気体のラドンは、湯の中に溶けているより空気中に逃げ出す分が多く、入浴時には皮膚よりも呼吸器から吸入されます。大きく鼻呼吸すれば、肺から吸収されて血液循環に入り,全身に広がっていきます。
したがって入浴よりも効率的に温泉成分を吸収できる珍しい温泉なのです。 |