【玉川温泉で、ある女性の年2回の湯治スタイル】
Aさんの年2回の玉川湯治は、 朝風呂は4時半。ちゃぽんと入って散歩に出かけ、大墳でマイナスイオンを吸う。昼は2時頃、夜は6時頃と、温泉に一日3回入る。 疲れていなければ涼しいときを見計らって再び散策にでる---と言うのがお決まりの湯治スタイルだ。
「あそこを歩くだけでも体にいいって聞いたから、岩盤の温熱浴は今年から止めた」という。
【玉川温泉の放射線量】
玉川温泉では、ゴザに横たわり温熱浴をするだけではなく、源泉の水蒸気に含まれるマイナスイオンを吸いに来る人、「放射線を浴びに来た」と言う人など、目的はさまざまの様子。
白く立ち上がる湯煙の前で座っているのは呼吸器疾患の人、岩の上に座っているのは放射線を浴びるのが目的の人だそうです。
放射線測定器(ガイガーカウンター)で測定すると、日常の生活圏、市街地では0.4μSv/hr(マイクロシーベルト)なのに対し、玉川温泉の岩場では、1.8〜2.3μSv/hr(マイクロシーベルト)を示すそうです。
医学的な見地からは、本当にこうした数値を計ることに意味があるのだろうか。 月刊現代の取材に対して、東北放射線科学センター理事長の坂本氏はこう答えている。
「通常の放射線治療では、体の深いところまで到達する高エネルギー(数ミリオンエレクトロンボルト)のX線を使用します。 玉川温泉の自然放射線は、法律上、放射線として扱われていない程度の低さで、治療に使われている放射線とは全くレベルの違うもの。計るまでもありません。」
だが、坂本氏は、「このレベルの放射線でがんが治療できるとは考えられませんが、患者さんの精神力は治癒力に関与します。患者さんがその効果を信じている場合、その効果を否定することはできません」
月刊現代10月号のリポートを読んでみて、ラジウム療法の科学的根拠の程は明らかではないけれども、 村杉温泉に行って、よく歩くこと。 旅館の階段や、お薬師様の50段の階段を昇り降りすることなどが、健康のためにはとても大切なのだと気づきました。 温泉地のラドンいっぱいの空気を吸って適度に歩いて、体力を付け、免疫力を上げることができれば、きっと元気になれるはずです。
玉川温泉
〒014-1205 秋田県仙北市田沢湖玉川字渋黒沢
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