痛風・高尿酸血症の方のお食事
一度のご宿泊だけで通風が解消することはありませんが、
昔から多くのお客様が通風などの治療に訪れているラジウム温泉に
ゆっくり浸かり、気持ちよく安心して食べることができるお食事。
内容は、肝、内臓類、甲殻類は使用せず、塩分はひかえめ、
尿アルカリ化食品として、大根、ナス、バナナ、海藻類もおすすめします。
朝食前に飲む「にんじんジュース」も効果的です。
見た目は普通の美味しそうなお食事と変わりありませんが、
お一人様ごとの材料選び、味付けの工夫で、カラダに合うお食事をご用意します。
まず注意しなければならないことは、エネルギーをとり過ぎないことです。
血液中の尿酸値が高くなるのは、
「体内での尿酸の生産が過剰になる」
「尿酸の排泄が低下する」
「食事からのプリン体の摂取が過剰になる」
のいずれかが原因です。
肥満になると尿酸の排出が低下し、減量すると改善されることは明らかになっています。
また、たくさん食べれば、プリン体の摂取量も自然と増えてしまいます。
ですから、エネルギーのとりすぎに注意して、標準体重に戻しましょう。
尿酸値が高くなると、高血圧や動脈硬化も促進されやすくなります。
塩分の取りすぎは血圧を上げる最大の要因です。
塩分はできるだけ控え、薄味に慣れましょう。
プリン体は細胞の核を構成する成分なのでほとんどすべての食品に含まれています。
なかでもたんぱく質食品に多く含まれているので、この摂取の仕方がプリン体を取り過ぎないための一番のポイントとなります。
ただし、プリン体を警戒しすぎて、たんぱく質を減らしすぎることは避けましょう。 栄養のバランスが崩れ、他の病気の原因にもなります。
プリン体の量は、食品によってかなり違いがあります。
4段階に分けて、「控えたい食品」 「できれば控えたい食品」 「量や食べる回数に注意したい食品」 「心配ない食品」 と大まかに覚えておきましょう。 |