普通の食材が噛み込めない、いわゆる 「嚥下食」 をお願いしました
食事制限があって、外食や旅行を諦めていませんか?
口周りの機能が不十分で普通の食材が噛み込めない、いわゆる「嚥下食」が必要となると、
外出先での食事はもとより、旅に出るなど自ずと自宅にこもり勝ちになっている。
どこか介護食の摂れる温泉宿はないかな。 家内は秘かにインターネットで検索していました。
「オーダーメイドの健康料理。 食べられない食材はすべて変更できます。」
ふるさとがしのばれる宿 角屋旅館
あった、これだ!こうゆう温泉宿を探していたんだ!
食材の加工は、日頃のメニューの写真を見ていただき、きざみ、ペースト状の度合いをご理解戴きました。
嚥下食の前例はありますが同じものではなく、個人の好みを優先するとのお考えが印象的でした。
こうした食事制限上、この度は「おまかせコース」でお願いいたしました。
健常者と同じメニュー、同じ量でなくて構わないこともお伝えいたしました。
温泉宿における会食は楽しみのひとつ。これで一安心。
スタッフのみなさんが心を込めてお造りいただいた、きざみ、ペースト状など、加工料理の数々。
一口一口づづ味を噛みしめるがごとく戴きました。
食材によってはこれ以上細かに出来ない物もございます。
きざみ材が口の中に広がって付着してしまい、飲み込むことが出来ないケースがあります。
そんな時は他のペースト状の物と一緒に口にすれば、スムースに流し込むことができます。
こうした際には、ゆっくり時間をいただきながら、テーブルに料理が揃っていた方がいいと云えそうです。
料理は一品一品目で楽しみ、味を噛みしめる。これが基本なんでしょうが、私のような口の障害者にとっては
一品毎に味を確認する余裕がない場合があります。
でも、今回は少しづつ少しづつ美味しくいただきました。
メニューは、ほぼ健常者と同じ、同じ量だったようにお見受けいたしました。
ありがとうございました。
翌朝散歩がてら宿の近く、うららの森「ゆうきふれあい即売所」を訪ねました。
朝8時から、新鮮野菜、果物、卵、特産品などが勢ぞろいの朝市で、地元の人も並ぶ程の人気です。
角屋旅館のおかみさんの姿もお見かけし、私どもにとって珍しいと手にした「そうめんかぼちゃ」の料理法を
教えていただいたりして、より一層の親しみを感じました。
おかみさんから、昨夜の「嚥下食」について、メニュー毎に完食したかどうか、
摂り具合はどんな様子だったかなど、食事の進み具合の確認があったことのお話しを戴きました。
それだけ気にされていたのでしょうか。
おかみさん、スタッフのみなさん。温かいお心遣い本当にありがとうございました。
チェックアウト当日の昼食「パン粥」もお造りいただき大変助かりりました。
帰路途中、喜多方ラーメンのかたわら、安田牛乳の「とろ〜りおいしいミルク味」がたまりませんでした。
この度初めてお世話になったにもかからず、嚥下食にかかわることばかりで申し訳ございません。
部屋 : 囲炉裏付き、風情ある、いかにも老舗らしい落着いた造りです。
風呂 : 4つの異なった雰囲気をほぼ自由に利用出来るのが魅力です。
料理 : 健康にこだわった数々のコースから選ぶ楽しみがあり、予算や好みに応じて選べる。
今回「おまかせコース」でしたが、次回リピート時はアップグレードで楽しみたい。
帰りに宿おすすめの 「YASUDA YOGURT」で「ヤスダヨーグルト」入手。
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